3)コミュニケーションツールとしてのコスプレ
同志や仲間、友達を増やすなど、交流のためのツールとしてのコスプレ。
コス(衣装で)プレイ(遊ぶ)という気持ちが強いイメージ。
キャラ萌ではなく作品萌の場合、コスプレは(外見も含め)自分にあったキャラを選ぶ傾向がありそう。
キャラや作品にそれほど詳しくなくても、友達との付き合いで、そのコスプレをするという傾向が出始める。
隠しているオタク趣味であるコスプレを、理解者同士で思う存分楽しむ(遊ぶ)という側面も。
先のたとえを使うなら、
弁当(衣装)はみんなで食べる(着て遊ぶ)と美味しい(楽しい)ね。
と、いったところか。
1と2は、コスプレを(自作衣装の)作品発表と考えるのであらば、同人誌即売会の趣旨とそれほど離れていなかったのだが、ここに3のコミュニケーションツールとしての意味がコスプレに加わり、段々と同人誌即売会と趣旨が合わなくなっていく。
ようはコスプレーヤーにとって同人誌即売会が作品(コスプレ)発表の場ではなく、交流を目的とする場。もっと言ってしまえば遊び場になってしまっていった。
同人誌即売会はスペース参加者が作品発表の場としてスペース代を払い、借りている場所なのに、なぜコスプレーヤーが(入場料だけで)自由に使えるのか?
と、いう当たり前の疑問が湧き上がってくるのは当然で、「同人誌即売会」なのだからコスプレを一部(全部)制限(長物規制や撮影スペースの指定など。)して、スペース参加者に配慮していく。という流れになっていったと思われる。
この流れの中、コスプレスペースや更衣室に伴う経費は、コスプレーヤーも負担してね。と、いう形でコスプレ登録料(名称は色々)というのが加算されていっているのが現状なのかな。
逆に「コスプレはもう同人誌即売会のオマケじゃなくてもよくね?」と、コスプレ専用のイベントが行われ始めた。
こっちは逆にスペース参加者がいないので、気を使う相手が会場管理者のみ。(場合によっては周辺の一般客もだが。)
そのためコスプレへの制限が緩くなっている。
コスプレダンパ(ダンスパーティー)は、この3の辺りを中心として前後に発生したイメージ。
うち(無法地帯やRAVE UP!)は時代的には、この2と3の間くらいに誕生しているので、ダンパとしては「好きなように踊ればいいじゃん、お前の魅力を見せてくれ!」的な立ち位置。
テーマパークイベントでも「遊ぶこと」がメインになっている。
逆にコスプレダンパにおけるユーロやパラパラは3と後述する4の間になるのかな?「皆で(衣装着て振り付けを)揃えたら素敵で楽しいよ」的なイメージ。
一体感がでると、めちゃめちゃ楽しいのは両方同じ。
かかっている曲の歌詞などから即興でフリを考えて踊り、そのフリに周りを巻き込み結果として一体感が出る。予習いらない。というのが前者(フリー系)。
たとえるならアドリブでの演劇に近いのかな?
最初から用意されているフリを覚えて曲がかかったら、それをみんなで踊ることにより一体感が出る=楽しい。でも要予習。というのが後者(仮称:ユーロ系)。
音楽にたとえるならオーケストラみたいな感じ。
一体感といった意味では、つきつめれば後者の方が完成度・安定度は高いが要予習なので参加へのハードルがちょっと高く、逆に前者は完成度は純粋に参加者次第なので安定感は無いが予習が必要ないのでハードルは低い。そんな個人的なイメージ。
パラパラ、ユーロ系のコスイベント(コスプレ可能イベント含む)でも、振り付けを配ったりしてるところもあるし、今は情報を受け取れる環境が整っているので、後者のハードルも下がってきている感じはする。
スタンドプレイが得意の人はフリー系にむいていて、チームプレイが得意な人はユーロ系にむいているのかな?
周りにあわせるよー的な人は両方にむいてます。
盆踊りなどを考えると、実はちゃんと振り付けのあるユーロ系の方が伝統のある踊り方なのかもしれない。
北海道でもコスプレダンパはフリー系から始まり、今の主流はユーロ系なのかな?
ちなみに私はフリー派。
ぶっちゃた話。コスプレダンパなんて、踊りになってなくても、好きなように身体動かせばいいんです。
フリー系だと一曲そのままOPやEDの再現や、その作品のキャラコスの人を舞台に上げてコンサート状態にしたり、挙句の果てに殺陣やったりするしな。(ちょい昔の北海道だと。)
空気読む力か逆に空気塗り替える力ある人、もしくは見て楽しみたい人はフリー系がオススメ。
ちょっとアドリブの自信がない。予習してでも確実に一体感を得たい。っていう人はユーロ系がオススメなイメージ。(見てても面白いが。)
どっちにしろ習うより慣れろなので、どちらも一度参加してみるのが吉。
ダンパ話で思い出したが、声優の夏樹リオ(だったかな?)が某コスプレダンパにゲストで来たときにプチコンサートになって、(特に興味が無く)暇だったので、曲に併せてギターの弾き真似をしていたら、ファン&歌えるものだと思ったのか、その声優に舞台に引っ張り上げられそうになったのは遠い思い出。
もちろん曲なんて知らないし、せっかくの生声を聞きに来てるリアルにファンの人に悪いので、舞台には上がりきらず、袖で口パク&ギターの弾き真似で乗り切ったのも良い想い出。


